2012年12月アーカイブ

■□1.メンクリの毎日が快を産む

 メンタルハウスクリーニング(心の大掃除)、略してメンクリと呼ばせていただきます。

このメンクリの大切さは、これまで何度もお伝えしてきました。


 しかし、実際の日常生活において、メンクリをどう活用するかというと、これは日々の習慣にするのが一番です。


 テクニックを活用し成功すれば、メンクリの効果もあります。

しかし、多くの卒業生は自分の問題が解決した後には、テクニックの活用数がグンと減り、普通の生活に戻ってしまいます。

テクニックは使い続けることで、あなたの内的意識をより活発に刺激し、どんどんその活用の幅を広げていきます。

人生が上手く運び出したからといってテクニックを使うのを忘れ、問題が起きたら再受講する。

それでも構いませんが、ホセ・シルバは、日々のセルフコントロールにテクニックを活かして欲しいと考えておりました。 


 いろいろな夢や願望実現、問題解決などに活用するのは最もですが、
日々、あなたが1日をどう過ごすかがとても重要です。



 あなたは毎日を心穏やかに過していますか? 

もちろん職場や家庭、プライベートでいつも自分にとって楽しいことばかりが起きているとは限りません。

気分を害する事だってあるでしょう。そのようなときに、テクニックを活用してセルフコントロールできれば、ストレスを軽減することができます。


 日々のメンクリを習慣化しておくことで、毎日を心穏やかに過ごせる時間が長くなってきます。

また、何かしら問題が起きても、落ち着いて対処ができたり、事前に問題を防ぐことも可能になってきます。



 今回はせっかくシルバメソッドを学んだのにテクニックを使っていない、或いは、毎日忙しくて使う時間がない、特に問題もないし、願望もある程度実現しているのでテクニックを使う機会がない、という方に、日々習慣にしてほしいメンクリの仕方をお伝えいたします。


■□2.朝から出来ること

 まず、朝からできることです。朝起きたら、背伸びをして、
「あぁ?、今日も元気だ」
「からだがすっきりしている!」
と宣言します。


 お天気の具合や体の具合にかかわらず、肯定的宣言をしてください。

忘れてしまいそうな方は、次にトイレか洗面所へ行かれるでしょうから、そこへその言葉を貼っておきます。


 トイレにいったら、「今日も1日気持ちよく過ごすします」と宣言します。

これも忘れそうな方は、紙を貼ります。

これ以外にもプログラムすることがあれば、書いて貼っておきます。

朝の時間は大切ですから、トイレを出るまでに宣言できる、イメージできる内容にしてください。



 今度は、洗面所にいきます。
顔を洗って、鏡を見ながらあなたの笑顔を鏡に映し、「自分の最高の笑顔」を覚えてください。

目を閉じてその笑顔が思い出せるかどうか確認してください。

女性の方は化粧した後でも良いですが、すっぴんの顔も好きになるために是非、両方の顔の笑顔を覚えます。

睡眠不足で、ひどい顔だと思っても、「最高の笑顔」をつくり、「最高!」と声をかけておきます。



■□3.一瞬のイメージ

 料理をする時は、
「これでよし!」「おいしい!」
「感謝!」「ありがとう!」
などの肯定的な言葉をかけながら、家族が「おいしい」と言っているイメージをしながらつくります。


 朝食を家族で食べる時、例えば、天井からオーロラのような美しい光が降りそそぎ、家族がその光に包まれているところを想像します。

そのオーロラは、あなたが好きなように意味づけをしておきます。


 例えば、「今日も一日、皆が笑顔で健康で過ごせる光」「授業に集中できる光」「活力剤としての光」など。


 忙しい朝、食事をしながら、一瞬その光を想像するだけでよいです。

忙しいからできないことはありません。あなたは卒業生です。

白昼夢の状態でもイメージをすることはできます。

要は意識するかしないかです。

自信がない人は、三本指を使って一瞬でレベルに入り、プログラムしてください。



 一瞬イメージするだけで、果たして効果があるのか、と疑問に思いますか?

 しかし、疑問に感じたら、キリがありません。

一瞬でもイメージ力アップのトレーニングだと思って、習慣にしてください。

 メンクリとは、「快」の状態を言葉やイメージで繰り返しプログラムすることで、効果を発揮します。



■□4.家族や職場で出来ること

 家族を送り出すときには、例えば「いってらっしゃい」という言葉とともに「愛しているよ」「安全だよ」という意味を込めたハートがあなたの口から出て、家族の胸に入っていくイメージをしたり、お子さんの調子が少し良くないかも・・・と感じたときは、元気回復・健康回復・感染から守るなどの意味づけをしたイメージを別れ際や日中ふと思い出したときに想像します。

そしてひと言、「大丈夫!」とマインドで唱えておきます。

別れ際、お子さんに笑顔が見られなくても、笑顔をイメージしておきます。

これは、イメージによる簡単で強力なヒーリングです。

基礎コースでは、最後のケースワークのときにやりましたね。



 また、通勤途中にできることも、たくさんあります。

今日の仕事を○時に終わらせて、楽しみにしていたTV番組を観ている自分のイメージや仕事の内容で、注意が必要なこと、それを事前にイメージでリハーサルすること。

これをメンタルリハーサルといいます。

イメージが難しければ、言葉で宣言しても構いません。



 或いは、職場の人や同僚の顔を思い出せる限り一人ずつの笑顔を思い出す。

人数が多い時には全員が一箇所に集まって、集団撮影の時のようなイメージで、皆が笑顔で写っているイメージをする。

あなたが学校の教師や保育士、看護士ならば、同僚プラス生徒や患者さんの笑顔をイメージします。


 時間がないときは特に気になる人を対象にイメージします。

病気の子は「もう、元気になったよ」といってるイメージ。

学校でお友達をいじめたり、いじめられている子にはあなたの愛情をいっぱい詰めたエネルギーを頭から足元まで充分満たしてあげる。

そして、愛に満たされた笑顔をイメージしておきます。


 しかし、車で通勤する人は注意して実践してください。


 職場に着いたら、同僚に挨拶するのと同様に、自分がよく使っているものや道具に、「いつもありがとう」と声をかけます。

面倒な方は、会社全体に一声掛けておくのも効果的です。

一声かけると同時に、会社が元気にイキイキとしているイメージや前述のオーロラの光を注ぐのもよいですね。これはマイホームにおいても同じことをします。
 


 また、職場のトイレにいったら、鏡を見て、自分へプログラムします。
「私は今日も元気!」プラス、願望実現のアファーメーション「私は○月○日の資格試験に合格する!」「私の肝臓はどんどん良くなる!」など。

 トイレにいる時間は、リラックスのひと時でもあるので、その時間を利用して、プログラムするクセを身につけるのです。言葉のプログラムだけでなく、イメージでのプログラムもできます。

マインドの鏡の白枠のみをします。

痩せて着たかった洋服を着て満足げな自分。

それをみて周りが「痩せたね?!ステキ?!」といっているところなど。


 イメージは自由です。

「あなたが言ってほしい人」がその言葉を言っているところをイメージすればよいのです。

健全な内容なら誰にも迷惑はかけません。

そうして、ニンマリする時間を瞬間的に、1日に何度もつくりましょう。



■□5.白昼夢を利用する

 この他にも日中、目を開けたまま、プログラムできることはたくさんあります。

毎日通る道筋の建物や看板、植木などに、家族一人一人の輝かしい笑顔のイメージを貼り付けておく、或いは、そのものを見たら、「お父さんお母さんありがとう」や「私は幸せです」
という言葉を唱えます。

その建物はいやでも目に入るので、家族の笑顔を思いだすはずです。

これらは最低限の日課としてください。

このように、ものにイメージを貼り付けておくと忘れにくいので、大変有効です。

これは記憶のカギの応用です。



 また、願望が具体的になっていなくても
 「私は精神的にも経済的にも豊かになる!」
 「営業成績を伸ばす!」
 「キレイになる!」など、
アバウトでも構いません。

自分が元気、希望、勇気がわく言葉やイメージを日々いくつでもプログラムします。

願望が具体的になってきたら、QCDの視点を踏まえてテクニックを活用してください。



 そして、仕事中、デスクのパソコンの両脇や自分の両肩に喜多郎の目玉オヤジのように小さくなった助言者を想像しておきます。

そして、いつでも、助言者を活用してください。

 助言者に何か話をして、助言者から何も感じられなくても気にしないでください。

助言者はあなたを見守っています。

あなたに余裕があれば、自分で助言者が言いそうな言葉を想像して、言わせてください。

自分が想像した言葉だから信じがたいという方もいます。

しかし、助言者に声をかけておくだけで、助言者はあなたに有利な状況設定をし、意味ある偶然、つまりシンクロニシティを引き寄せてくれたりするのです。

ですから、助言者をいつもそばにおいてください。


■□6.想像を楽しむ

 それから、昼食の時も食事に感謝の言葉をかけます。

職場の食堂では、その食堂全体に、天井から美しいオーロラを流し、職場の人々がみな笑顔になるイメージをします。

職場の皆さんが気持ちよくスムーズに仕事ができる、癒されるオーロラなど、意味づけも自由です。

その他、食堂にいる人たち全員が愛に満たされるように赤いプルプルしたハートの風船が頭についていたら、想像するだけで楽しくありませんか? 

あなたの心がリラックスすれば、あなたはまわりによい影響を与えます。

危険やミスを未然に防ぐ直感が働いたり、あなたと何気ない話をするだけで、癒されたり、気分がよくなったり。


 このようなイメージは一瞬でよいのです。

しかし、イメージすること自体が楽しくなってくると、一瞬では終わらなくなってくるでしょう。



 とにかく、「快」の言葉やイメージをマンガチックに、映画のワンシーンのように、日中展開するのです。

そうすれば、「何とかなる」「希望が見えてくる」状態ができてきます。


 それが日々のメンクリです。

家事、入浴、洗面、歯磨き、運動、通勤中などを有効に活用してください。


 どんなに忙しくてもプログラムすることはできます。

意識するかしないかだけの違いで、きっと未来に大きな差がでてきます。


 しかし、ベストな方法は、やはり時間を作って毎日レベルに入ってプログラムすることです。

あなたと家族の笑顔、そして、身近な人たちの笑顔を日課として、視覚化してください。

シルバメソッドニュース2012年3月号より>

 今日は、潜在意識活用シルバメソッド・セミナー の卒業生の体験談を紹介します。


 お母さんが卒業生で、その行為を見て、少し感心をもっている中、初めてのボーナスで受講した。

受講時に感じたこと、そして、自分にもできた喜び。
仕事に活用でき、感が冴え、更に元気に前向きになたと言われています。
そして、「考え方一つで人生は幸せになれる」と実感したようです。

是非、参考にしてください。

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   考え方一つで人生は幸せになれる

     S・Sさん 会社員 20代 愛知県

 私がシルバメソッドのことを知ったのは二年ぐらい前だったと思います。

その頃、母は既にシルバメソッドの卒業生であり、たまにレベルに入っている姿を見かけることがありました。

雑音のようなCD(実はコンディショニングサイクル・サウンド)を聞きながら壁にもたれかかり、居眠りをしているかのように時折体をガクンガクンと揺らしていました。
その姿がとてもおもしろく、茶化すように「一体、何をしているの?」と聞いてみると、母はシルバメソッドの良さについて語り始め、本を貸してくれたのです。

これが私とシルバメソッドの始まりでした。

 もともと不思議なことが大好きで、何でも信じやすい性格の私には、ホセ・シルバ氏の本は大変興味をそそられるものでした。

就職して初めてのボーナスを使い、受講したこともあってやる気は十分でした。

 必ず何か変われそうな気がして、わくわくしながら迎えた101。
多少肩が凝ったけれども、先生の話には感心することばかりで、約8時間という長い時間も意外と短く感じられました。
ただ、レベルに入るという感じはつかめませんでした。
目を閉じれば、もちろん目の前はまっ暗です。
スクリーンは一体どう描くのだろう?
本当にレベルに入っているのだろうか?


 疑問を持ったまま202、303へと進み、404のケースワークをした時のことです。
ドキドキしながらスタートしました。
名前をいわれてもその人物がスクリーンに現われないので、名前のイメージからその人の身体的特徴や悪い所を自分で想像してみました。
しかし、それが見事に的中。
びっくりするやらうれしいやら、まるで超能力者にでもなったような気分でした。
この時初めて、「私にもできる」と自信を持つことができました。

 また、つい最近、仕事上での計算があわなくてマインドの鏡を使いました。
レベルに入り、青い枠の鏡に今の困っている状況を描き、何が原因なのかよく考えてみました。
次に、白い枠の鏡に計算があって喜んでいる姿を描きました。
期限までに日数があったので心のどこかに余裕があったのかもしれません。
なかなか思う通りにいかないのです。
そうこうしているうちに期限がいよいよ明日にせまり、もう一度強く成功をイメージしてみました。
切迫した状況の中、不思議と全く不安を感じませんでした。
すると、翌日、意外な所から糸口が見つかり、あっという間に解決したのです。
この時一つ気付いたのは、本当に心から必要としている願いなのかどうかが大切だということです。
強い願望は叶う可能性がものすごく高いと教えていただきましたが、心に隙間のない、本当の願いを持ち続けることは簡単ではないと思いました。


 
 シルバメソッドを受講してから、身の回りで不思議なことがよく起こります。


勘が冴え、何気なく感じたことが、とても重要なものとなります。

そして、今の私は前にもまして明るく、元気で前向きです。

考え方一つで、人生は幸せになれるのだと思いました。

これからが私の素敵な人生の始まりです。

 

 簡単な方法で、自分を快適にすることができます。

あなたには、そのような潜在意識の働きがあります。

 

 最近、潜在意識にプログラムしていることがあります。

レベルに入り、きれいな滝の写真を見つけたので、イメージで滝を想像し、自分がその滝の水に打たれることイメージに集中していました。

白絹の滝.PNG
 滝の水は、ほど良い温水で、私の足元はなめらかで温かい石が敷きつめられています。

 その温水は、心の汚れを取り、静かに落ち着かせ、私に元気を与えてくれるものです。

 即ち、心の大掃除(メンタルハウスクリーニング※)で、心、身体を清めているようなものです。

 イメージすることが楽しくて気持ちが良いので続いているのですが、今年の私の冬の掛け布団の枚数が今までの冬より1枚少なくて済んでいるのです。

 今年の冬は暖かい?ですか。

 これまで暖かい冬でも布団の枚数は変りありませんでした。

 私の身体の血液循環が良くなったのではないかと実感しております。

 身体の不純物が流され、血液循環がよくなった効果のように思えます。

 

 イメージは、凄いですね!!

潜在意識を活用して、身体をコントロールしている証です。

 

 レベルに入ったときは、いつも「リラックスできる一番好きな場所」に入りますが、もう一つ、心身を清めている場所のレパートリーが追加されてました。

このことを発展すれば、あなたの改善する為の場所を作るのも良い方法です。

例えば、元気のでる場所。

モチベーションを高める場所。etc

この簡単な方法を活用しない手はありません!!

ーーーーー

※...メンタルハウスクリーニングとは、潜在意識活用シルバメソッドの言葉。

心身の大掃除です。潜在意識の中のネガティブな記憶をポジティブな記憶に中和する方法をいいます。

 

 

◆◇
3.杉並高校吹奏楽部  あきらめなかった34年間

 あなたは、10月8日(日)のTBSのSHOW TIMEをご覧になりましたか。

最高金額を獲得したのは最後に出てきた都立杉並高校の吹奏楽部の生徒たち160名と、彼らを指導してきた五十嵐清氏。

その演奏にも感動した方が多いことでしょう。

しかし、その指導者の五十嵐氏に感動した方も多かったのではないでしょうか。

指導22年目にして、全国大会初出場。

昨年34年目にして、全日本高等学校選抜吹奏楽大会でグランプリを受賞した。

杉並高校の演奏スタイルの面白いところは・・・踊りながら演奏する事!

しかも、ペットボトルやポリバケツなど身近にあるものを楽器として演奏につかいます。

実はこれ、昔、楽器を買う部費がなく、その不足分を補う為に取り入れたのが始まりだったそうです。

これが以外にも好評で今では杉並高校の名物になっています。

五十嵐 清氏.PNG
五十嵐氏は、同校の吹奏楽部部員でした。

同じく部員だった現在は妻の宏子さんと共に、同校を卒業後、すぐに吹奏楽部の指導者になりました。

氏が在籍した時には部員8名、全国大会など夢のまた夢でした。

しかし、そんな吹奏楽部を引っ張って、彼がなぜ、全国大会を目指して34年間もあきらめなかったのか。

それは、彼にとってひとつの辛い体験からの決意でした。


彼が高校2年生の時。

同じ吹奏楽部の佐藤君は本当に全国大会出場を目指して、頑張っていました。

しかし、当の五十嵐氏は、こんな廃部寸前の吹奏楽部が全国大会に出場できるわけがないと思い、練習をまじめにしていませんでした。

ところが、ある日、その佐藤君が不慮の事故で亡くなってしまったのです。

葬儀の夜、佐藤君の母親から封筒を預かりました。

それには、佐藤君が楽器を買うために貯めていたお金が入っていました。

佐藤君は本気で、全国大会を目指していたのでした。

そのことをその時にはじめて知り、彼は号泣しました。

自分ははなから諦めて挑戦しようともしなかった。

そんな自分を情けなく思い、恥ずかしくもあったのでしょう。

そこで、彼は決意をしたのです。

この吹奏楽部を全国大会へ導くために、自分が指導しようと。

彼は、学校の先生ではありません。

高校卒業後、東京都の消防庁へ入り、現在では東京消防庁音楽隊長の指揮者をしているそうです。

高校の吹奏楽部の指導料など、これまで一切もらっていません。

ずっとボランティアです。

そして、生徒たちには、絶対に諦めるな!といつも励まし、また、吹奏楽のことだけでなく、生徒の将来のことや進学のことに対しても、相談にのったり、アドバイスしたり、生徒にとってはこの上ない重宝な存在なのです。


彼の執念ともいうべき、22年間、いや34年間。

しかし、決してただ苦しいだけの34年間ではなかったことが伺えました。

それはなんとも楽しそうに全身で踊りながら指揮をしている五十嵐氏。

その姿をみて、彼は佐藤君の死を無駄にはしたくないと思い、その志を受け継いだが、彼も生徒たちといっしょに楽しみ、そして元気をもらい、元気を与えていた。

だからこそ、続けてこられたのだと感じました。

誰かの志を受け継いだとしても、無償でここまでのことが、できるでしょうか。

彼は、『あきらめないことが大切!』それを身をもって生徒たちに知らしめるために、自らを模範として、また彼らとともに過ごすことを生きがいとして、生きてきたのでしょう。


私の中で、諦めてしまっていることは、本当に諦めてしまってよいものでしょうか。

挑戦したことで失敗するかもしれない不幸を想像して、思いっきり生きていない自分がここに存在していることに気がつきました。

 
奇跡のりんご.JPG
◆◇2.奇跡のリンゴ
     木村秋則氏の義父母の人生


 あなたは、青森県で農薬や肥料を一切使わない、自然農法でリンゴを栽培している木村秋則氏をご存知でしょうか。

彼の『奇跡のリンゴ』は、NHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」にて放映され、その後それに関する書籍が何冊か出されました。

 彼の作るリンゴは、予約がいっぱいですぐには手に入らない状態が20年近く続いています。

もうあまりにも有名な方なのですが、一応、簡単にまとめますが、今回焦点を当てるのは、木村氏の義父母の人生についてです。 

木村氏は22才で、リンゴ農家の一人娘、同級生だった妻、美千子の家へ婿養子に入ります。

そこで、夫婦でリンゴ農家を普通に営んでいこうとしていました。しかし、リンゴというのは大変虫に弱い果物で、普通に育てるのに、農薬をなんと1年に13回も散布しなければ育たないそうなのです。

この時代、リンゴを無農薬で育てることは100%不可能だと信じられていました。


 ところが、木村氏の妻、美千子さんは、農薬をまいた後2週間くらいは体調が悪く寝込んでしまっていました。

なぜなら、農薬をいやでも吸い込んだり、浴びてしまうからです。

木村さんはそれが可愛そうで、ある時から農薬を使わないリンゴの栽培を始めました。

しかし、ここは青森のリンゴ農家集落。

隣近所が木村さんが農薬を使わないと知ると、そんなことは絶対に無理だ、気がおかしくなったのではないかと口々に言い、とうとう村八分状態になりました。

この地方では最悪の悪口「カマドケシ」というあだ名がつけられ、そう呼ばれるようになってしまいました。   
  


 しかし、木村家の父母は、義理の息子・秋則に反対をしませんでした。

それどころか、仕事を一生懸命手伝いました。

農薬を使わないので、害虫がリンゴの木々にむらがり、1日中かけてバケツに何杯も取り、駆除をしました。

こんな日が何日も何日も続きました。

とうとうリンゴは実をつけないだけではなく、枯れそうになりました。

それでも、試行錯誤していた木村を義父母は周りの非難から守り続けました。

また、リンゴがならないので、収入がない年が何年も続き、とうとう木村家の全財産も使い果たし、挙句の果てには、畑の雑草を妻が料理して家族に食べさせていました。


 しかし、父母は文句の一つも言わなかった。

どころか、父親は戦時中、自分が南方に行っていた時に、今で言う自然農法で、いろいろなものを育てていた経験があり、リンゴもできるのではないかと、木村と同じようにいちるの望みをかけていたのでした。


 しかし、相変わらず何年もリンゴはならなかった。

木村はとうとう800本もあるリンゴの木、一本一本に声をかけて回るようになった、「お願いだから、枯れないでくれ。

生きてていてくれ」と。

害虫駆除に試行錯誤し、とうとうこれ以上何をしたら、リンゴの実はなるのか?

考えつくしたあげく答えがでない木村は、家族に長い間迷惑をかけていることが辛く、とうとう自殺をしようと決意しました。 

ある夜、山の奥の方へロープを持って進み、ロープを引っ掛ける枝を探していました。ちょうどよい枝が見つかり、ロープを引っ掛けるべく、投げたところ、ロープ全部を投げ飛ばしてしまい、枝には引っかからず、向こうのほうへ飛んでいきました。


 木村は急いで取りに行きました。

ところが、そこにはなんとも不思議な光景が拡がっていたのです。

リンゴの木とよく似たどんぐりの木。

しかし、その土は柔らかく、温かく、雑草も生えたままなのに、ものすごく元気に立派にたっている。

木村は土を口に含んでみました。

あきらかに自分のリンゴ畑の土とは違うことがわかりました。

その後、木村はこのどんぐりの木周辺の土を調べ、同じような土を作ることに奔走し、その後やっと小さなリンゴを2つ収穫したのが、農薬を止めてから8年後の秋。

その後徐々にリンゴの収穫数は増えていきました。

今では、普通には手に入らない状況です。


 木村家の父母は、自然農法でリンゴが実をつけるようになった数年後に、亡くなりました。

義父母の人生はどんな人生だったでしょう。

人生の後半の3分の一は、義理の息子を守るため、周りからの非難を一身に受け、また義理の息子の奇跡を信じて、ただひたすら黙って、見守り、全財産を提供し、害虫駆除を来る日も来る日も手伝い、やっとリンゴがなったと思ったら、この世から他界。


 この人生をどう捉えるか? その人次第ですね。

今では、木村氏は精力的にリンゴだけではなく、野菜や米の自然農法まで、日本を始め、世界から要請があればそれに応えて教え伝えているそうです。

それは、農業は人の命を支える根っこだと考えているから。

木村氏が自然農法で成功していなければ、日本のいや、世界の環境はもっと悪化の傾向をたどっていたでしょう。

この人を世に出すためには、それを支える偉大な影の役者がいたということですね。


 私は、木村氏のその後の活動をみて、義父母は喜んでいらっしゃるように感じます。

義理の息子を守るための人生。

奇跡のリンゴをこの世に出すためには、義父母以外にも妻や娘達など、家族の協力や支援、また、こっそりと木村家の水道光熱費を払ってくれていた友人や自然農法で上手くいく保障のないリンゴ農家にお金を貸してくれた信用金庫の支店長さんもいました。

多くの人の人生が絡み合って、リンゴは実った。


 

リンゴ.JPG
 誰かを信じて見守る人生。

文句も不平不満も言わず・・・普通はできません。

しかし、そんな人生も実際にあったのですね。

自分の成功、家族の成功、成功の人生を多くの人が望んでいます。

成功しようと前に進んでいる人を応援する人生もあっていいし、誰かの役に立つ、喜ばれる存在として人から賞賛されなくても、評価されなくても、自分が満足であればそれでよい人生があっていい、のですね。

あなたも、あなたが満足できる人生を日々、つむいでください。



次回は、

◆◇3.杉並高校吹奏楽部 あきらめなかった34年間

です。

 

 世界中には、いろいろな人がいます。

人生にもいろいろあります。

「みんな違ってみんないい」とは、詩人、金子みすずの「私と小鳥とすずと」の最尾の一文でした。

私のとても好きな詩です。

 

 あなたは自分の人生について、どうお考えですか?

今のままで充分と思えている方は素晴らしいです。

しかし、いろいろなことがありすぎる最近の日本に住んでいて、これから、どのように生きていけばよいのだろうか、と考えをめぐらしている人も少なくないと存じます。

 

 そこで、今回は3人の人生の一部分をご紹介します。

すでに世に出ている情報なので、ご存知の方も多いかとおもいますが、今一度、あなたの人生の視野を広げるために、或いは今後の生き方になにかしら、ヒントが得られるかもしれないと感じましたので、今回はこのような形にさせていただきました。

私は、この3者の人生から、感動を受けました。

 

今日は、女優さんです。

 

◆◆1.女優 みつしま満島ひかり 「絶対に成功する!」


 満島ひかり サントリーのCMでおなじみの女優。

NHKの朝ドラに出演していたヒロイン陽子の親友「いくこ」役。

最近ではCMや映画でも良く見かけるようになりました。

将来有望な女優さんだそうです。

あるTV局が彼女に単独インタビューをしていたところを偶然見ました。

なぜ、それを観たのか?

それは彼女がドラマの中でも一味違うと感じていたからです。

何がどう違うのか?

演技のことはよくわかりませんが、私にはとても光ってみえたからです。

 

満島ひかり.JPG

 彼女は現在25歳です。

11歳の頃に沖縄の芸能プロダクションに合格しました。

その後アイドルグループを結成し、そこそこ売れていたようですが、数年で解散したそうです。

その頃を振り返ると、彼女いわく『コンプレックスのかたまり』だったといいます。

歌、ダンス、容姿、すべてに自信がなくて、今でもその頃の写真をみると恥ずかしいのだそうです。

その頃から役者がしたいと思っていたそうですが、そう簡単に仕事はなく、大変辛い時期があったようです。

 

 この時代を彼女は次のように振り返っています。

『その頃の私は、心・体・技がバラバラだった。

精神的にも不安定で、気がついたら街を泣きながら歩いていたり、体重が10kg増えたり、減ったり・・・』 
そこから、彼女が今後の人生をどのように生きていこうと思ったか。

『私は絶対に絶対に役者として成功したいと思った。

かわいく見られたいとか、きれいに見られたいとか、演技が評価されたいとか、有名になりたいとか、そんなことはどうでもよかった。

ただ、確信をもって、演技がしたい、それができたら成功だった』と。

 


 強い願望、真の願望は実現する可能性が高いことを物語っていますね。

彼女の成功は、周りの評価ではなく自分自身の心の中の問題。

アイドル時代のコンプレックスや心技体のバラバラ感、それが大変居心地悪かったのでしょう。

その後、役者としての仕事をしながら、某監督に

 

『女優だったら、人を感動させられる演技をしてみろ!このばか!』

 

と怒鳴られ、侮辱されながら、彼女は実力をつけていきました。

そして、やっと、しっかりと自分が役者として生きている、心技体が統一されつつある一体感を実感してきたのでしょう。

 

 ここ数年、周りからも大変高い評価を得て、たくさんの賞をもらっているようです。

心身のバランスが取れてくれば、存分に実力を発揮できることの現れでもありますね。

私がすごいと感じたのは、前記の太字の部分。彼女の強い『成功したい』という願望。

また、彼女の成功の定義が周囲の評価ではなく、彼女自身の心の中の確信によるという成功観。

女優なら、見た目の美しさはもとより、周りに評価されてこそ価値があると、普通はそう考えて仕事をするのではないかと思っていました。

 

 しかし、彼女は違った。

彼女は、もらった役について、いろいろ考えて考えて、本番に臨むのだそうです。

評価よりも、自分の仕事に対する世界観を大切にする人。

職人魂とでもいうのでしょうか。

こんなに真剣に仕事と向き合っている姿勢に心を打たれました。

 


 また、余談ですが、これ以外に、面白い!というか、うらやましく感じたことがありました。

休みの日は何をしていますか?とインタビュアーがたずねたところ、『ゆ?っくりとカラダを動かしてゴミ箱へゴミを捨てに行くこと』だそうです。

演技の勉強ではなくて、ただその行為をすることが面白くてしょうがないということでした。

こういうことを思いつくこともすごいですし、思いついたとしてもそれをすることが、楽しいと感じられることがまた素晴らしいと感じました。

彼女は箸が落ちても笑ってしまえるほど、青春時代なのでしょうか。

いえ、そのような感性をきっと持ち合わせているのかもしれません。

 

 最後に、もうひとつ感心したことがありました。彼女は現在、「過去の自分たち」に君たちがいたから、今の私があるんだよと、声をかけているそうです。

つまり、アイドル時代の自分、役者目指して不遇時代の自分、そんな自分がいたからこそ今の自分がいる。

これまでの自分に感謝をしているのだそうです。

この年で過去の自分に感謝できているところがすごいと感じました。

あなたが今後、卒業生コースを受講した時には、是非、過去(今生以外の)の自分にも感謝の意を伝えてあげてください。

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