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心身がリラックスし、一番脳のエネルギーが高い脳波

アルファー波状態にするトレーニング方法


 

脳波をアルファの状態に保ち、右脳を使って潜在意識が機能する状態を作るには、まずは心身をリラックスさせなければなりません。

しかし、たんに心身がリラックスしただけでは、潜在意識が思いどおりに機能することはありません。

心身がリラックスしていて、しかも能動的でなければならないのです。

そのようなことは、そう簡単にできるものではないのですが、シルバメソッドのテクニックを繰り返し練習することによって、そのような状態を作ることが可能になります。

それも、最初は何分もかかっていたのが、瞬間的に入ることさえできるようになります。

心身がリラックスしている状態の目安としては、次のようなものがあります。

・呼吸がゆっくりとなる

・手足が重くなる

・手足の末端部分が暖かくなる

・お腹、手の平、足の裏が暖かくなる(冷たいときはまだ緊張がある)

・全身がリラックスすると、気持ちのよい体の重みを感じる

・さらに深いリラックスになると、逆に体が軽くなったり、自分の体が自分の体でないような気持ちのよい状態になる

少し抽象的かもしれませんが、眠りに入ろうとする直前の心地よい状態のようなものと考えれば、わかりやすいかもしれません。

そのようなリラックス状態を、自らの意思でコントロールできるようになれば、右脳を機能させ潜在意識を活用するための第1条件をクリアーできたと考えてよいでしょう。

心身がリラックスし、脳波がアルファ波の状態になったときというのは、じつはもっともエネルギーの高い状態です。

さあ、がんばろうと、力を入れて緊張している状態が、もっともエネルギーの高い状態だと思っている方も多いのですが、けっしてそうではありません。

オリンピックの競技など見ていても、選手は手足をブラブラさせたりして、むしろ緊張した状態にならないように、心身をケアーしています。

それは、緊張状態がよい結果をもたらさないことを知っているからであり、リラックスすることの大切さを、よく知っているからです。

アルファ・レベルは、脳波計の数字で表すと10ヘルツ前後であり、10ヘルツをとくにアルファ波センターと呼んでいます。

この10ヘルツのアルファ波センターの状態が、もっともエネルギーの高い状態なので、アルファ・レベルに入ったならば、その状態を維持するようにしなければなりません。

そうして、アルファ・レベルを維持しながら、自分の意識をコントロールすると、あなたの潛在意識が、能動的に機能しはじめます。

アルファ・レベルは脳波計で示すと10ヘルツ前後だというので、アルファ・レベルに入ったかどうかを、脳波計などで計測するというようなことをおやりになった人もいます。

しかし、アルファ・レベルを脳波計で計測するということじたい、ベータ状態の発想であり、計測そのものもベータ状態の作業です。

アルファ・レベルについては、脳波の数値よりも、メンタルの感覚を重視し、体と心が心地よくリラックスしている状態をアルファ・レベルと捉えたほうがよいでしょう。

瞑想との関連で言えば、シルバメソッドは、ダイナミック瞑想とも呼ばれています。

瞑想というと、だいたいが静かな受け身的なものですが、シルバメソッドは、人生のあらゆる分野の問題を解決していくために、瞑想状態を積極的に活用していきます。

リラックスした状態でありながら、マインドは能動的にはたらき、そのことによって集中力、創造力を高め、柔軟性を増し、直観力を豊かにします。

情報に対する感度をアップし、多くの「気づき」が得られるという特徴もあります。

次に、心身をリラックスさせる標準的「3から1」の方法を記します。

これをご自分の声でテープやMDに録音して、そのとおりに行なうことにより、あなたもリラクゼーションできるようになります。

回数としては、1日に1回から3回ずつ行い、計20回を目安にしてください。

つづき

 

 

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