H・Tさん (30代 女性 主婦 山口県)<030930>
< 目 次 >
私達夫婦は、年末より、離婚を前提に別居をしていました。
それは、その年の夏頃より夫がいつもイライラしていて、私はその原因がわからずケンカばかりする状態が続いていたからです。
そして、年末に『私達夫婦はもうダメだ』と思い、お互いの親を交え、離婚の話し合いをしました。
3人の子供は私が育てるということで、夫は実家へ行き別居生活が始まりました。
その後、1ヶ月ほどして夫に借金があることを父を通して知りました。
夫はその事をひとりで悩んでいたようで精神的にかなり苦しんでいたのでした。
家族と別れるのは辛いけれど家族に迷惑をかけてはいけないと思い、離婚をしてひとりで返済していこうと決めていたようです。
私はその話しを聞いて、1度は離婚を決意したつもりでしたが、日がたつにつれてやっぱり夫が必要だと思い、電話で
「やり直そう!」
と説得しました。
しかし、夫は断固として"離婚する"の一点張りでした。
ケンカばかりしている状態の時には、ちっともレベルにはいれず私にはできないと思っていたのですが、夫の離婚したい原因もわかったし、私が「やり直そう!
絶対、また家族5人の生活を取り戻すぞ!!!」と一代決心をしてからは、いくらか精神的に落着いてきて、毎日レベルに入ることができるようになりました。
子供達のいない昼間に1日15分レベルに入って、一家団らんの楽しい時をイメージするようになりました。
それと同時に近所の神社へお参りに行くともっとよいのかも!と、ふと思いついたので、
『夫が帰ってきますように』
と子供を連れて毎日拝みにいきました。
そして、時々夫へ子供たちの気持ちを伝えるために電話をしました。
レベルに入ってマインドの鏡でイメージすることと、神社参りを始めてから2ヶ月後のホワイトデーに、夫が子供達からもらったヴァレンタインのチョコのお返しをもってやって来ました。
別居してから3ヵ月後のことです。
家族5人でイメージした通りの楽しい時間がすごせたのは不思議というか驚きでした。
その後、時々夫は私達のところへ帰って来て食事をするようになりましたが、相変わらず夫の意志は固く後へは引けないというものでした。
それが、別居して約5ヶ月が過ぎようとしたころ、夫の方から
「家族のところに帰りたい」
と連絡があり、私も嬉しいと同時に信じられない気持ちでいっぱいでした。
ほんとに心の底からそうありたいと願えば叶うのだと実感しました。
そして、今年の6月1日夫は荷物を持って家へ帰ってきました。
私はパートの仕事を始めることになりましたが家族でいっしょにいることがとにかく楽しくてしょうがない毎日です。
今でも「自分がここにいることが信じられない」と夫はひとりつぶやいています。
以上
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